世界各国のビーズを使いオリジナルのデザインでジュエリーを創る速水さん。年に1~2回、発展途上国をグループで訪問し、国際交流や植樹ボランティアなどにも精力的で、現地でビーズを買い付けすることで側面的にも経済支援を行っているといえます。また、金属アレルギーの方にも対応、高齢者にも使いやすいジュエリーを心がけ、一つ一つ手づくりで創作しています。

おしゃれなジュエリーは市場に出回っていますし、海外からの輸入ものでは非常に安価なものも、たくさん売られていますが、速水さんの作品には優しさと品格、そして、ある種のパワーのようなものが伝わってきますね。まず、ジュエリーを創るようになった、きっかけから聞かせていただけますか?

1990年に、シンガポールとの国際交流でのボランティアで、現地スタッフをしていた若い女性から手づくりの指輪をいただいたのがきっかけです。彼女はミッション系の学生で自分で創ったジュエリーをバザーに出品され、その売上収益を寄付金とする活動をされていました。
私自身が金属アレルギーだったので、それまではアクセサリーを付けることはなかったんですが、結婚指輪さえ外してて… でも、それがガラスで出来ていて、とても素敵なもので、本当に嬉しくて、私でも、おしゃれができると自分でも創りたいと思いました。

とても手先が器用な速水さんにとって、それは、すごい出会いですね!

興味をもって、初めは、帰国してからシンガポールで購入したのキットから初め、続いてイギリスやオランダのテキストを購入して独学で創り出したんです。それから、子育て一息を機に、子どもの交流ボランティアでシンガポールを訪れた時に、友人に現地の珍しいビーズパーツのお店に案内してもらい、買い付けるようになりました。
また、2002年より、中国の天津市青年連合との交流で、植樹活動にも参加するようになり、また、ここでも珍しい材料を求めるようになって、いまでは、東南アジアを中心に材料を探すのが楽しみのひとつですね。

まだまだ探せば、各国の珍しい材料が手に入りそうですね。

現地では、観光客として行くのではないので、都心から離れたところに行くことが多くて~ 都心は発展していますが、そこから離れるとまだまだ生活水準が低いダウンタウンがあります。質がよくて、なかなか面白い素材が安価に入手できるので、手づくりといっても販売価格を押さえることが出来ますし、そういう現地の方への経済的支援にもつながっていると思います。何度か購入していると、あちらの方も覚えてくださっていて、いいものを探してくれていたりもします。そういう人間的な交流も楽しみとなっています。

アレルギーの方対応や、高齢者にも付けやすいなどの工夫を具体的に教えてください。

大方のアクセサリーは留めの部分が金属ですよね。それを例えば、丸い輪に棒状を入れるマンテルは、金属ではないものがあるので、それを使います。大きな穴に入れることで留められるものなので、高齢者や手先が不自由な方でも使いやすいですよ。ほかに、金属であっても、それを前で止めるようなデザインにするなどですね。ネックレスは、長いものでしたら金属部分が服の上にきますから、直接肌に当たらないので大丈夫ですし。また、プラスチックやガラスの素材もうまく使い分けたりしています。イヤリングはアレルギー対応のものがありませんが、ピアスでしたらチタンやプラスティックがあるので、オーダーで創ることができますよ。金属アレルギーの方でもピアスで、おしゃれをしてもらえたら嬉しいですね。

皆さんが知ってる著名な画家や、タカラジェンヌ、またシャンソン歌手の方もSAGGEZZA(サジェッツァ)ジュエリーの愛用者ですよね!

私と同じように金属アレルギーがある方や、舞台衣装に合わせたイメージのジュエリーをオーダーで創らせてもらったりしていますね。もちろん、一般の方でも、パーティードレスに合わせてのオーダーもあります。セミオーダーでも、注文によって、背の高さや首周りサイズを調整することができますので、綺麗なラインで満足してもらっています。

ジュエリー作家として、波止場町TEN×TENに2006~8年まで出展されたり、匠の会(神戸紳士服の会)や、神戸あじさいライオンズクラブチャリティーバザーに出品されるなどのほか、速水さんは、マザーダック主宰者という別の顔もありますが、その活動とは?

学生時代に子ども会のリーダーとして活動した経験から、ものづくりの楽しさを味わいました。今でも専門学校などでペーパークラフトなどを教えたりしています。マザーダックは、兵庫県生活創造センターのグループとして登録、また兵庫県バルーンアート協会会員でもあることから、県からの依頼先にビーズやペーパークラフトの出張指導をしています。

それに、日本ドッジボール協会(JDBA)公認審判員、神戸地域教育推進会議副会長なども務められおられて、ほんと多才と言うか、いろんな顔がありますねぇ(笑)

何事も「継続は力なり」だと思っています。少しずつでも出会いを大切に続けていると、何かの形になってくるものですよね。国際交流ボランティアからジュエリー創作に、そして子どもたちへのボランティアは、また国際交流につながったり、クラフト創りやスポーツ振興につながったり… 

ジュエリー作家としては、独自のブランドを展開しておられるプロですしね。

創るのが楽しくて、どんどん創っているうちに出会った方たちに求められてブランドを立ち上げることになりました。これからも、各国で珍しくて素敵な材料を見つけ作品にしていきたいですね。マンテルもいろんな種類を展開していきたいですし、アンティーク素材も取り入れて蘇らせていきたいですね。また、独自のブランドだけでなく、現地に行くと、とってもユニークな商品もいっぱいなので、買い付けて、どんどん皆さんに発信していきたいと思っています。

アクセサリーひとつで、ファッションは華やかになります。SAGGEZZAを知って、これまで、金属アレルギーでジュエリーのおしゃれをあきらめていた方に、ぜひ、利用してもらいたいと思い、ここに登場していただきました。また、それらが国際交流や、わずかでも経済的支援につながっているということにも意味があるのではないでしょうか。本物が認められる時代到来です。ぜひ、いいものを身に着けて欲しいと願います。



DATA アクセサリーブランド SAGGEZZA http://www.mirai-ks.com/saggezza.html